こんにちは!
歯科衛生士の君島です。

先日、娘が幼稚園の遠足で芋掘りにいってきました!
秋ですね!秋の味覚がこれから沢山出てきます!
旬なものを食べて、元気に過ごしたいものです。
さて、今回は患者さまからいただいた質問を紹介します!

>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.32

Q)親知らずを抜くと歯が弱くなると聞いたが、本当でしょうか?
という質問でした。

A)親知らずを抜いたことによって歯に悪影響を及ぼす事はありません。

むしろ、他の歯にとってプラスになる作用の方が多いと思われます。

そもそも親知らずとは、奥歯の最も奥にある歯で、第三大臼歯と呼ばれる歯になります。
生えそろうのが10代後半から20代。それ以降になることもあります。
人によっては出てこないこともあります。

 

昔は、寿命も今より短かったので、親がいるうちに生えてこないこともあったので、親知らずと呼ばれていたそうです。
また、最近ではもともと親知らずがない子どもが増えてきています。
進化か?退化か?議論されるところですね。

親知らずのトラブルとして多いのは、やはり痛みです。
なぜ痛くなるのか。
親知らずは口の一番奥にある為に、歯ブラシで綺麗に磨くことが難しく、
汚れが残ってしまい、そこで細菌の繁殖が起こりやすくなります。

結果として、親知らずは歯周病菌などの感染を起こして、
炎症が起きてしまいます。

そうした場合に、親知らずの周りの歯肉に痛みが生じます。
骨の中に完全に埋まっていれば問題ないことが多いのですが、
少しでも口腔内に出てきてしまうと細菌感染してしまいます。
ほとんど埋まっているのに、むし歯や歯周病になって痛むこともあります。

また、上の歯の親知らずが生えている場合、その上の親知らずが下の歯肉に当たって痛む事もあります。

さて、親知らずを抜く理由は?
一つ目は手前の歯を守るため。
手前の歯との接触具合によって、親知らずだけではなく、
他の歯にも悪影響が及ぶことがあります。
健康なはずの手前の歯がむし歯になってしまったりするのです。

そうした場合には原因の親知らずを抜いてから、
手前の歯のむし歯治療に取り掛かることをオススメします。
抜くのは怖いものですが、手前の健康な大切な歯を残すために抜きましょうとお話しする事もあります。

次は、感染によって炎症を起こしている時です。
親知らず周囲に歯周病のような問題があって、
ずっと炎症が起きている状況であれば良くありません。
親知らずが歯周病菌の巣になっていることもあります。

最後は歯並びです。
親知らずが手前の歯をおすために、歯並びが徐々に悪くなる原因になる事があります。
そうしたときにも抜くことも検討する事があります。

親知らず、必ず抜かなければならないというわけではありません。
親知らずがあっても生活に支障がなかったり、
トラブルが起きそうもない時は無理に抜く必要はないのです。

親知らずは生え方の個人差が大きいので、
蕨歯科でもメリットとデメリットをお話しした上で、
抜歯をおススメしない場合もあります。
最終的にどうするか患者さんとよくお話して決めております。

 

 

実は、私も親知らずが3本生えていました。
しかも下の歯は横を向いて生えていて、まさにトラブルを繰り返し起こしていました。
20歳のころ、全て抜いてしまい、今はノートラブルです!
当時は親知らず無い方を羨ましく思っていました(笑)

親知らず、憎き物と思ってる方も沢山いると思います。
親知らずに、悩んでおられる方是非蕨歯科クリニックにご相談下さい。

また「抜かない!」と選択した方はキチンとしたプラークコントロールで
トラブルを軽減する事もできます。
1人1人にあったブラッシングの仕方や補助用具などを
歯科衛生士がお伝え致します。

お口全体の事を考えてお話しできるように努めてまいります。
是非お気軽にご相談くださいね!

 

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