こんにちは
衛生士の木村です。
新しい年が明け、一段と寒さが増してきました。
手洗いうがいをしっかりして、みなさん風邪をひかないよう、
気をつけてくださいね
今年も笑顔で過ごせるよう お仕事も頑張って行きたいと思います!!
さて、今回のブログは患者さんからの質問のご紹介です。
蕨の歯医者のよくある質問コーナーvol.16
Q 歯の神経を取るとどうして歯が折れやすくなるのでしょうか
A 歯の神経は、おおむね歯の真ん中を通っています。
家でいう柱の部分です。
その柱を治療のため削ってしまうので強度が弱くなってしまいます。
歯の構造はおおまかにお話しすると、
歯冠の表面部分がエナメル質といって、身体の中で一番硬い組織になります。
その内側の部分が象牙質といって、
エナメル質より少しやわらかい組織になります。
歯の中には歯髄(神経)と呼ばれる組織が根の先まで通っています。
神経の先には色々な血管やリンパ管などが通っており、
歯に必要な栄養分を補給しているのです。
むし歯が大きく、歯の神経まで虫歯が到達してしまうと
神経の治療が必要になります。
歯の神経を取ると、歯に栄養分がいかなくなるため、
歯自体がもろくなります。
神経を取って強度が弱くなっている歯に、過度な力が加わったり、
歯ぎしり食いしばりなどの生活習慣によって
常に負担がその歯にかかっている状態であれば、
やはり歯が折れやすくなります。
歯根が折れてしまうと、
治療としては歯を抜歯(歯を抜く治療)するということになります。
歯の歯根が折れている時の症状としては、
噛むと痛い、歯茎が腫れているなどがあります。
大事な歯を守っていくためにナイトガードというマウスピースをして、
食いしばりや歯ぎしりによる過度な力から歯を守る予防もあります。
むし歯が進行すると歯の神経を取る治療が必要になることがありますが、
当院では、
できるかぎり神経を残すように努めています。
神経を取る治療になる前の軽度な段階で
適切な治療を行うことが大切になります。
更には、定期検診などにより、予防に努め、
早期発見、早期治療ができる状態にしておくことが肝要です。
軽度な状態であれば、治療も当然軽くなり
時間的にも経済的にも軽く済みます。
何か気になることや、ご質問がありましたら
いつでもご相談くださいね
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