こんにちは
蕨歯科クリニックチーフ衛生士の田村です
寒い日も続きましたが、いくぶんか朝晩の寒さも和らぎ、
ようやく春の暖かさを感じる日も少しずつ増えてきましたね(*^^* )
春が待ち遠しいですね〜♪
今回はみなさんの歯科の受診のきっかけに多い、
「詰め物、被せ物がとれる」ということに関して
少しお話をさせていただきます!
まず詰め物被せ物が取れる原因は何でしょう?
①二次的なむし歯になった
詰め物や被せ物と歯の隙間からむし歯菌が侵入し、
詰め物や被せ物の下にむし歯ができてしまうと、とれやすくなります
➁歯ぎしり食いしばり
歯ぎしりや食いしばりのクセがある方は、
詰め物・被せ物に過剰な力が継続して長期的に加わることで
外れやすくなります。
また、詰め物・被せ物そのものが割れたり欠けたりしやすくなります
➂ 経年による噛み合わせの変化
私たちの噛み合わせは、様々な要因で経年とともに変化していきます。
装着したときはぴったりだった詰め物・被せ物も、
経年によって噛み合わせのバランスが変わることで余計な負担がかかり、
外れてしまうことがあります。
④ 接着剤・素材の劣化
詰め物・被せ物は歯科用の接着剤(セメント)を使って歯に固定しますので、
この接着剤が劣化すると外れてしまいます。
また、金属などの素材そのものが劣化・破損して外れるケースもあります。
特に痛みもないからと言って、詰め物・被せ物が外れたまま放置しておくとどうなるでしょう?
最大のリスクは、むし歯にかかりやすくなることです。
詰め物が外れると、歯の内部の「象牙質」という組織がむき出しになります。
象牙質は軟らかくて弱い層であることに加え、
詰め物が外れた箇所には食べカス・汚れが溜まりやすくなるため、
非常にむし歯ができやすい環境になっています。
長期的にみると、周囲の歯に関しても、隙間を埋めようと歯が移動したり、
浮き上がってきたりと噛み合わせが悪くなる原因につながります。
また、噛みにくいために片側の歯ばかりを使うことになり、
片側の歯に負担かけてしまったりと
その歯以外にも影響を及ぼしてしまうこともあります。
例え痛みがなかったとしても、
詰め物、被せ物がとれてしまったら、
早めに歯科の受診をおすすめします〜‼︎(^^)
その際、土台の状態によっては、
とれてしまったものを再びセットできる可能性もありますので、
とれてしまった物も忘れずにお持ち下さいね!
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