みなさんこんにちは

蕨歯科クリニック副院長・歯科衛生士の田村です

連日の猛暑日、身体にこたえますね〜

ついついだらけてしまいがちですが、しっかり栄養・睡眠をとって、

暑さに負けないように、頑張っていきましょう!

コロナ感染症も落ち着き、

各地で数年ぶりの花火大会や夏祭りが開催され、賑わっていますね^^

私も夏ならではの楽しみも満喫したいなと思います!

 

今回は「幼若永久歯」に関して、お話ししていきます。

「幼若永久歯」とは、生えてきたばかりの永久歯(大人の歯)のことです。

幼若永久歯のエナメル質はやわらかく、まだ石灰化が不完全であるために、

むし歯になりやすく、進行しやすいという特徴があります。

 

生えて間もない幼若永久歯は、

唾液などからミネラル(カルシウムやリン)をとりこみ、

2~3年かけて成熟していき、強く硬い歯になっていきます。

☝️このことを「萌出後の歯の成熟」(posteruptive maturation)と言います。

 

生えたばかりの歯はフッ素をよく取り込みますので、

この時期におけるフッ化物の応用は、

エナメル質の石灰化を促進し、耐酸性を増強することで歯の成熟を早め、

将来虫歯になりにくい丈夫な歯を作ることができ、高いう蝕予防効果を発揮すると言われています。

※フッ素は年数を追うごとに取り込みにくくなっていきます。

 

この時期は虫歯になりやすい反面、歯質を強化するのに最適な時期でもあるのです。

また、生えてきたばかりの前歯の裏側や、奥歯は、乳歯にくらべて、

デコボコがはっきりしているので、磨き残しが溜まりやすいです。

そして生えたての歯は高さもないので、見逃しやすく、

歯ブラシがそもそも当たっていないことも多くあります。

お子様の歯をよく観察し、大人の歯が生え始めたら、

保護者の方もより注意深く見守ってあげる必要があります。

 

生えたての歯は特に大切に、一生使っていけるよう守っていきたいものですね✨

お子様の歯ブラシの選び方、磨き方などお気軽にご質問ください。

お子様が仕上げ磨きを嫌がらない、とっても優れものの歯ブラシも推奨しています。

 

 

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