こんにちは!

蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。

 

先週は関東地方も梅雨入りし、晴れの日は暑いくらいですが雨の日はグンと気温が下がり

少し肌寒く感じることもありますね。

そんななか、先日鎌倉の長谷寺へ紫陽花を見に行ってきました。

雨が降ると外へ出るのがいやになりがちですが、

この時期ならではの楽しみを堪能できるのでおススメです!

 

さて、今回は蕨歯科クリニックで毎月行っている勉強会で取り上げている

「患者さまからよくある質問」

についてご紹介したいと思います。

 

>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.1

 

Q) 食べ物を食べると口の中が酸性になる、と聞きますがどうしてですか?

また、酸性になった後元の状態に戻りますか?

 

A) 通常であれば、また元の状態に戻ります。

まず、酸性やアルカリ性というのは、水溶液(物質を水に溶かした液)の性質の名前です。

すっぱい味のするものは酸性、 苦い味のするものはアルカリ性、というと何となく

イメージしやすいかと思います。

中性は、酸性とアルカリ性のちょうど中間の性質です。

 

通常、口の中は中性です。

(ちなみにこれを専門的に表現すると「口腔内pH(ペーハー)

6.8~7.0の中性」となります)

しかし私たちが食事をすると、食べ物そのものの酸や細菌が食べ物を分解しようと出す

酸により口の中は酸性になります。この間はわずか数分です。

酸性になると、歯の表面が溶け出していきます。これを脱灰と言います。

このとき唾液(つば)が威力を発揮します。

口の中を洗いながし、酸性の度合いを薄めてまた中性に戻そうとします。

脱灰された部分は、唾液に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンがその部分に浸透し

元に戻そうとします。これを再石灰化と言います。

この一連の流れを、私たちは食事の度に繰り返しています。

酸性に傾いてから40分くらい時間がたつと再石灰化が始まりますが、

歯が元の状態に戻るには3時間程度かかるといわれています。

このため3時間以内に再度飲食をすれば、口の中が酸性である時間が延長されるので

脱灰がすすみむし歯になるリスクが高くなります。

また、唾液(つば)の量が少ないことも同じことが言えます。

中性に戻るのが遅くなればそれだけ酸性の時間が長くなるので、

むし歯になるリスクは高まります。

睡眠中は唾液の量が少なくなるため、夜寝る前に飲食をすると

むし歯になりやすいと言えます。

 

 

 

 

 

以上です。いかがでしたか?

今回が記念すべき第1回目の「患者さまからよくある質問」でした(⌒∇⌒)

これからシリーズ化していきますので、お楽しみに♡

また、患者さまからの質問も募集してますので、来院した際に是非お聞かせ下さい。

 

 

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