こんにちは!

蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。

5月も半ばを過ぎ、過ごしやすい季節になってきました。

日の入り時間も延び夕方でも明るく、なんだか得した気分になりますね。

 

さて、今回は患者さまから頂いた質問にお答えしていきたいと思います。

 

>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A  vol.114

 

Q.子どもと遊んでいて頭突きされました。歯が欠ける、折れることがありますか?

A.あります。

 

もちろん、故意にではなく戯れていて……という事故ではありますが、

衝撃により歯が欠けたり場合によっては折れたりすることもあり得ます。

 

ケースバイケースのため、必ずしも欠けたり折れたりする訳ではありませんが、

状況を把握し、歯科医院の受診をおすすめします。

これは子ども同士がぶつかった時、遊具などにぶつけた時でも同様です。

 

 

●歯が欠けた

強い衝撃により、歯が欠けることがあります。

欠けたところが部分的で軽度であれば、痛みなどの症状が出にくく、

歯の神経(歯髄)や歯肉や歯槽骨への影響は少ないことが多いです。

しかし、欠けた部分から歯髄が感染を起こしたり、

後から歯の変色が生じることもあります。

早めに受診をし、欠けた部分の修復を行い、しばらく経過を見ていく必要があります。

歯が欠けて歯髄まで達するようであれば、

炎症が強く痛みを感じることが多いので、早めの処置が必要です。

神経の治療をして、最終的には補綴処置(被せ物など)をします。

 

 

●歯がグラグラする

歯が揺れて周りの歯肉から出血することもよくみられます。

歯の動揺は、歯を支える骨にダメージがあった場合に起こりますが、

他にも歯が折れていることも考えられます。

レントゲン撮影を行い、どのような状況なのか確認する必要があります。

動揺がほとんどない軽度な場合は、

受傷した歯をできるだけ安静にして経過をみていきます。

動揺が明らかな場合は、両サイドの歯と固定をしてこちらも安静にします。

破折している場合は、歯を保存できるか判断していきます。

保存可能であれば、こちらも固定処置を行い、

安静をはかり経過をみていきます。

一方、完全に破折している場合は抜歯になる可能性もあります。

 

ぶつけた時は大丈夫でも後から歯が変色することもありますので、

できるだけ早く歯医者を受診することをおすすめします。

 

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