ブログをご覧の皆様、こんにちは
蕨歯科クリニック衛生士の築井です!
9月に入ってから、暑かったり涼しかったりと天気が安定しない日々です。
寒暖差が大きいこの頃、こんな時は体調を崩しやすいので、
体調管理に気を付けて参りましょう。
今回は患者様からいただいた質問を紹介させて頂きます。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.76
Q.歯ぐきが下がって来ると、いつか歯が抜けてしまうのでしょうか?
A.歯ぐきが下がることで、それが全て歯が抜ける原因になることはありません。
歯ぐきが下がる原因は大きくわけて2つあります。
①歯周病が治っていく過程で腫れが引いて歯ぐきが下がる場合
歯周病はお口の中の細菌が原因で起こる歯ぐきの病気です。
歯ぐきや周りの組織、骨を破壊していきます。
初期段階では痛みがありませんので、
気づかないうちに進行することが多いです。
初期段階ではこのような症状がみられます
・歯ぐきが赤くなる、腫れる
・歯ぐきから血が出る
歯ぐきに汚れ(歯石)が溜まっていると、
歯ぐきは炎症を起こし腫れた状態になります。
これは歯石の表面がザラザラしている所に、
常に細菌が絡みついてるからです。
この腫れの原因(歯石)を取り除かなければ、
歯磨きをしても腫れが引くことはありません。
ですので、しっかりと歯科医院で、これを取り除く事が大切です。
歯石を取り除いた後は汚れが取れ、
歯の表面も汚れが付きにくくなります。
そうすると段々と、歯ぐきの腫れもおさまり
歯ぐきが、少し下がったように見えるということがあります。
②歯ブラシでこすり過ぎるなど物理的な刺激によって下がるもの。
間違った方法で歯磨きをしたり、歯磨きをし過ぎることで
歯のエナメル質がすり減り、
歯ぐきが下がる原因になってしまいます。
強いブラッシング圧や、硬いハブラシの使用は
歯ぐきを傷つける原因にもなりますので、
正しいブラッシング方法、ハブラシの選択もとても大切になってきます
どちらも付着歯肉と言って
骨とくっついている頑丈な歯ぐきがない場合は下がりやすくなります。
ただし歯を支えているのは歯ぐきだけではなく、
歯ぐきとその下の骨(歯槽骨)になります。
歯ぐきがいくら下がっても骨が露出することはありません。
ということは、歯ぐきが下がると言っても
骨があるところまでしか下がりません。
逆に言うと骨がない場所であれば下がり続けますが、
それによって骨が無くなるわけではありませんので、
歯が抜けることはありません。
気になることがありましたら、気軽にお声掛けください(^^
歯科医師や歯科衛生士から可能な限り丁寧にご説明させて頂きます。
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