こんにちは!

蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。

6月に入り、あっという間に今年も半年が過ぎました。

緊急事態宣言やまん延防止措置など、落ち着かない日々が続きますが、

ワクチン接種が少しずつ進んできていることもあり、

収束へと向かっていくことを願うばかりです。

 

さて、今回は患者さまからいただいた質問をご紹介したいと思います。

 

>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.70

 

Q)歯に寿命はありますか?

 

A)歯の種類にもよりますが、だいたい50〜65年程度と言われています。

現在、平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳

(ともに2019年データより)となっており、

これからみても歯を残すことは容易ではありません。

 

しかし、実際のところ、

歯そのものに寿命が決まっているわけではないのです。

歯ならびや生活習慣などさまざまな原因によって

一定の年齢で歯が抜けやすくなってしまう、

これらが歯の「寿命」の正体です。

加齢により自然に失うのではなく、

原因がありその結果失ってしまうのです。

 

歯を失う原因の大きな要因は、

歯周病やむし歯の細菌感染によるものです。

特に歯周病は、歯の喪失原因の4割を占め第1位になります。

ここからみても、歯周病やむし歯の予防は

とても大切になってきます。

 

 

ほかに、歯に大きな負担をかけることも歯を失う原因になります。

食いしばりや歯ぎしり、噛み合わせが悪いなどは、

歯に負荷が加わるため、年月が経つにつれて

歯を失ってしまう原因や歯周病を進行させてしまう原因になります。

繰り返し歯に負荷を与えることで歯が割れてしまうこともあります。

また、歯や歯を支える骨、歯肉の観点から考えると、

日常のストレスや暴飲暴食が悪影響を与えることも考えられます。

摂取する栄養バランスが偏ることによって、

抵抗力が下がり歯周病を悪化させることもあります。

 

では、どのような対策をとればいいのでしょうか。

まずは、細菌感染に対するアプローチが必要です。

具体的には、毎日のブラッシングによるケアと

定期的な検診になります。

噛み合わせや食いしばりなども、同時にみていくことも大切です。

また、食生活や生活習慣の改善も重要になってきます。

 

 

 

 

歯を長持ちさせる専門家が歯科医師や歯科衛生士です。

歯の健康が、健康寿命を延ばすカギになることが

明らかになってきている現在、

かかりつけの信頼できる歯科医院を上手に活用することが、

人生を豊かにするものと考えています。

 

蕨でそのような歯科医院をお探しの方は、是非相談してみてください。

 

 

蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで

丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」