こんにちは!
蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。
4月も半ばになり、春らしい温かな陽気が続くようになりました。
通勤時の僅かな歩きでも、家々の草木が生き生きとして気持ちの良い時期ですね。
さて今回は患者さまから頂いた質問にお答えしていきたいと思います。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.90
Q.歯の根っこの先に膿がある歯は、自然に治りますか?
A.自然に治ることは、極めて難しいと言えます。
膿がある=歯の根っこの先(根尖といいます)に炎症が起こっており
その結果膿ができた、という認識が重要です。
ではなぜ炎症が起きたのか?
炎症を引き起こす、感染の原因がなんなのか?
を見極めることが大切です。
治療には、対症療法と原因療法があります。
対症療法とは、「主要な症状を軽減するための治療」です。
膿を出すために切開を行ったり、投薬などが対症療法にあたります。
一方、原因療法は「疾病原因の除去を目指した治療法」であり、
原因を取り除き再度感染がおこらない環境をつくることです。
原因となっている歯の内部で感染した歯髄(歯の神経)や腐敗物、
細菌を取り除く感染根管治療がこれに該当します。
対症療法は有効な場合もありますが、原因が除去されない限りまた膿ができる、
繰り返す可能性が高くなります。
急性症状が落ち着いたら、原因を見極め治療していくことが重要です。
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