こんにちは😊衛生士の木村です。

8月に入り日差しが痛い時期になりましたね。

みなさん暑いので水分補給はしっかりしていきましょう!

 

今回は、蕨の歯医者によくある質問コーナーQ&A vol.74になります。

 

Q) 歯周病は治りますか?

 

A)歯周病は治ります。ただ歯科医療者の治るというゴールは

歯周病が進行しない安定した口腔内の環境を作り上げるというのが

ゴールです。

もし患者さんのゴールが歯周病になる前の状態に

戻るようなイメージをお持ちの場合、少しニュアンスが変わってきます。

生きる限りお食事は毎日し続けると思います。

なので歯周病がこれ以上進行しない歯ブラシ習慣、

口腔内の細菌の除去(クリーニング)などが重要になってきます。

 

みなさん「バイオフィルム」という言葉をご存知でしょうか?

 

バイオフィルムは私たちの身近に存在するものなのですが、

例えば排水溝や台所の三角コーナーのぬめり。

あのぬめりがバイオフィルムです。

バイオフィルムとは微生物が固相表面に形成した集合体で

細菌が形成する生物膜のことです。

私たちのお口の中にもバイオフィルムは存在するのですが、

細菌の塊「プラーク」もバイオフィルムの一種です。

歯周病の原因はこのプラークが原因ですので、

歯周病の治療は原因となっているプラークの除去が

重要になっていきます。

 

お口の中の細菌は約500〜700種類いると言われていますが、

善玉菌、日和見菌、悪玉菌が生息しており、

善玉菌+日和見菌が7割、悪玉菌(むし歯や歯周病菌)が3割のバランスで

保たれていますが、このバランスが崩れて悪玉菌が増えると

歯周病やむし歯といったお口の中のトラブルが引き起こされます。

正しい生活習慣をしていれば問題は起きないのですが、

その人の生活習慣(食生活や歯ブラシ習慣)によって大きく変わります。

 

このバイオフィルムがどこの場所に多くいるかで対処方法が異なります。

歯周病に関しては歯肉縁下(歯茎の中)のバイオフィルムを

除去していく必要があります。

歯周病は嫌気性菌と言って酸素がないところで生息する菌なので

歯茎の中に住み着きます。

ですので、歯周病の治療に関しては

しっかりと歯茎の中のプラークを除去していきます。

 

歯周ポケットが深くなると歯ブラシでは届きませんので

歯科医院の歯科衛生士による専用の器具や機械を使って

しっかり除去を行います。

ただ、一番は毎日の歯ブラシがとても大事になります。

歯ブラシがしっかりできていないと

汚れがついての繰り返しになってしまうので、

まずは正しいブラッシングの仕方や補助用具の指導をさせていただきます。

歯周病に関しては生活習慣病になりますので

一度きれいにしても汚れがたまればまた再発を繰り返します。

ですので定期的にメンテナンスに来て頂き

予防していくことも重要になります。

 

お口の中で何か気になる事がございましたら、

ドクター、スタッフにお声かけくださいね🦷

 

 

 

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