こんにちは!

蕨歯科クリニック、歯科医師医の小杉です。

3月も後半になり、暖かな日も増え春めいてきましたね。

そろそろ関東でも桜の開花が始まりそうで、楽しみです。

 

さて、テレビや寝ているときなど、

ぽかんと口が開いていることはありませんか?

自分自身で自覚することはなかなか難しいので、

お子さんをよく見ている保護者の方が気づかれることが多いかもしれません。

口を開けているということは、

いわゆる口呼吸をしているサインかもしれません。

 

私たち人間は、鼻で呼吸をするのが通常の状態です。

一方で、何らかの原因で口を開けたまま口で呼吸する人も

増えていると言われています。

子どものうちから口呼吸が癖になると、

口腔内や全身にさまざまな影響を及ぼすことがあるので

注意しなければなりません。

 

口呼吸をしていると、鼻の粘膜や鼻毛といったフィルターを通さずに

空気が直接体内に取り込まれるので、

細菌やウィルスに感染するリスクが高くなります。

また、口の中が乾燥してしまうため唾液の作用が弱まり、

むし歯や歯肉炎などのリスクも高まります。

さらに、口の周りの筋肉が十分に発達せず顔つきが変わってきたり、

口を開いてクチャクチャ音をたてて食事をする、

発音が不明瞭になってしまうこともあります。

歯並びにも大きく影響してきます。

通常、舌は口蓋(口の上側)におさまっていますが、

口呼吸になると舌の位置が下がることが多く見られます。

あごや歯並びは、舌が適切な位置にあり

唇や頬の圧が適切にかかることにより望ましい形に発達していくため、

舌が下がると上顎がきちんと発達しにくくなることもあるのです。

 

口呼吸は単なる癖ではなく、さまざまな原因が考えられます。

慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎による鼻づまりや、

元々の歯並びや顎、口の形によるもの、

扁桃腺肥大などがあげられます。

 

原因にあった対処が必要になりますので、

テレビを見ているときや寝ているときに口を開けっぱなしにしている、

など気づきましたら是非お気軽に相談してくださいね。

 

 

 

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