こんにちは!
蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。
厳しい暑さが続き、夏本番!といったところでしょうか。
室内であっても熱中症にならないよう、気をつけていきましょう。
さて、歯並びにはお子様の癖が影響する場合があることをご存知ですか?
例えば、指しゃぶりや爪を噛む、唇を噛む、身の回りのものを口に入れる、
舌の癖などがあげられます。
この中で多く見かけるのが、指しゃぶりと舌の癖です。
指や舌で上の前歯を押しだす癖があると
いわゆる出っ歯(上顎前突)になりやすくなり、
いつも口を開けて上下の間に指や舌を挟んでいると
開いた状態(開口)になったりして、歯並びや顎の成長に影響を与えます。
3歳頃までの指しゃぶりは、生理的なものであり特に心配はいりません。
3歳頃になると、保育園や幼稚園に通うようになり、
生活環境が大きく変わります。
集団生活の中で、自然と徐々に指しゃぶりの機会が減っていくことが
期待できます。
その反面、新しい環境で指しゃぶりの機会が増えてしまうお子様もいらっしゃいます。
この場合、指しゃぶりそのものに注目せず、
安心感や愛情を与えるためボディタッチの機会を増やしてあげましょう。
叱ったり、無理にやめさせるのは逆効果です。
自分でやめたい、と思うようになることが大切です。
焦らず、3〜5歳の間に頻度が減っているようであれば見守っていきましょう。
また、回数が減ったら褒めることも大事です。
リラックスした時、舌全体が上顎の裏に軽くついて、
舌の先が上の前歯の裏に触れるところにあるのが正しい舌の位置です。
舌の筋力が弱いと正しい位置に収まらず、
下顎の前歯あたりに横たわってしまいます。
この状態を舌癖といいます。
舌の筋力が弱いと、唇を閉じる力も弱い傾向にあるので、
口の周りの筋力を鍛える必要があります。
いかがでしたか?
この機会に、むし歯だけでなく指しゃぶりや舌癖についても
チェックしてみましょう!
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