みなさんこんにちは
蕨歯科クリニックチーフ衛生士の田村です
今年もあっという間の12月ですね!
今年思い残すことのないよう、
残り一日一日を大切に過ごしていきたいですね😊
さて、今回は患者さまからいただいた質問をご紹介したいと思います。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.83
Q.指しゃぶりをやめさせたいが、なかなかうまくいかない。
何かおすすめの方法はないでしょうか?
A.これはお子様がいらっしゃる親御さまの皆さんが悩まれてることの一つです。
指しゃぶりのピークは1歳6ヶ月から2歳とされています。
一応目安としては1才ころから徐々に減らしていくように、
4才までには卒業できるといいですね。
指しゃぶりの原因 としては、
①遊んでいる
②眠い
③不安やストレスなどから気持ちを立て直そうとしている
④癖になっている
⑤退屈している
⑥歯がかゆい
等があげられます
《対策》
★別の遊びを見つける
お気に入りの遊びやおもちゃを見つけてあげて、
指しゃぶりよりも“遊び”に集中できる環境を整えるとよいでしょう。
★食べる楽しみを与える
離乳食やおやつで“食べる楽しみ”を教えてあげましょう。
離乳食やおやつが食べられるようになると、様々な味覚が発達します。
いろいろな味を味わうと、指しゃぶりよりも食事が楽しみになって、
指しゃぶりがいつの間にかなくなることがあります。
★スキンシップをとる
指しゃぶりがないと眠れない場合は、
スキンシップを多くとりましょう。
また、絵本の読み聞かせをしたり、手をつないで寝たり、
子どもが安心できる方法を見つけてあげると良いでしょう。
★楽しんで卒業できるように工夫する
指しゃぶりをしなかった日は好きなシールをカレンダーに貼るなど、
楽しんでやめられるような工夫も大切です。
★なぜ指しゃぶりをしてはいけないか伝える
周囲の話をしっかり理解するようになったら、
指をしゃぶるのがどうしてよくないのかを伝えてみましょう。
やってはいけない指しゃぶり対策⚠️
・無理やり指しゃぶりを止めさせる
・「やらないって言ってるでしょ!」などと強く注意する、怒る
・ワサビやカラシを、赤ちゃんの指に塗る
などの対策は逆効果になります。
無理やり指しゃぶりを止めてしまうと、
ストレスがかかることもありますので注意が必要です。
指しゃぶりが長く続くことで、歯並びに影響を及ぼすこともあります。
指を吸う力によって上顎の歯列が狭くなる「歯列狭窄(しれつきょうさく)」
になることがあります。
これにより上と下の噛み合わせにずれ生じて、
上顎の前歯が前に出てくる「上顎前突(じょうがくぜんとつ)・出っ歯」や、
上下の前歯がかみ合わない「開咬(かいこう)」になるケースがあります。
矯正治療の相談を受けていると
中には、指しゃぶりが原因であったということも見受けられます。
どんな方法をとるにしても時間がかかるものですし、
成長とともに、自然に“指しゃぶり卒業”することもありますので、
長い目でみてもいいかもしれません。
不安なことがあれば、歯科医師にご相談下さい。
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