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意外と知らないむし歯と歯周病の違いとは?

投稿日:2024年9月16日

カテゴリ:スタッフブログ

 

こんにちは!歯科衛生士の三崎です!

スタッフブログをご覧の皆さん今年の夏は楽しめましたか??

私は流しそうめんをして夏を感じてきました!🎐🌟



さて、今回私のブログは「意外と知らない?むし歯と歯周病の違いとは?」についてです!

子供から大人までがかかる「むし歯」、そして日本人が歯を失う原因として最も多い病気

「歯周病」、この2つの違いについて詳しく理解している方は少ないと思います。

むし歯と歯周病は全く別物なのです!

それぞれの原因と症状、治療方法についてお話していきたいと思います!


原因

むし歯は、プラークに潜むむし歯菌(ミュータンス菌など)が作り出す酸によって、

「歯」が溶かされた状態です。

むし歯菌は食後の食べかすなどの糖分を栄養源にして酸を作り出し、

歯を少しずつ溶かしていきます。

糖分を含む食品を摂取したあとは、口の中がむし歯菌にとって理想的な環境になります。



歯周病もまたプラークに潜んでいますが、歯周病は、歯周病菌が出す毒素によって、

歯そのものではなく、「歯を支えている歯茎や歯槽骨といった歯の周りの組織」の

炎症を起こしていきます。

歯周病を引き起こす細菌は嫌気性といって酸素を嫌う性質があります。

歯周病菌が歯と歯茎の間の歯周ポケットと呼ばれる酸素が届きにくい部分に入り込むと、

そこは絶好の住みかとなり活発に活動します。


症状

初期のむし歯は、痛みを感じなかったり、冷たいもの、

甘いものを食べたり飲んだりしたときにしみたりします。

しかし、むし歯が進行し神経まで到達すると、何もしなくても激しい痛みを感じるようになります。


歯周病の初期の段階(歯肉炎)では、歯磨き時の出血や歯肉の腫れなどが見られますが、

痛みはほとんどありません。

しかし、 痛みをあまり感じずに進行していくので、気づかず放置してしまうと気が付いた時には

骨が溶かされ歯がグラグラし、重度になると最後には歯が抜け落ちてしまうこともあります。

 



治療方法

むし歯の治療法は、むし歯になった部分を削り取り、

詰め物や被せ物といった方法で歯を修復します。

むし歯の進行具合によって、神経まで進行してしまうと歯の神経の治療が

必要になることもあります。



歯周病治療の基本はプラークや歯石を除去してお口の中を清潔に保つことです。

そのため歯科医院でのクリーニングや歯石の除去、

そして患者様ご自身によるプラークコントロールが重要となります。

軽度の歯周病はそれで治癒していくことも多いのですが、

重度の歯周病の場合、外科的な処置が必要なケースもあります。

 



最後に

さて今回は、むし歯と歯周病は全く違う疾患であることが分かりました。

しかし実はどちらも予防方法は同じなのです!

むし歯も歯周病も細菌によって引き起こされるので、

予防するには「毎日の丁寧なブラッシング」によってプラークをしっかり落とすこと

が重要になります!


定期的な歯科検診では磨けていない部分のセルフケアの見直しや、

毎日の歯磨きでは落としきれないプラークや歯石を機械的に除去することができます。

定期検診を受けてむし歯や歯周病を予防しましょう。



さあ秋も美味しいものを食べるには、むし歯や歯周病があっては楽しめませんよね。

定期検診とセルフケアで健康なお口を維持していきましょう!ご来院お待ちしております😊

 


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