経過観察中のむし歯は治っていくのでしょうか?
投稿日:2025年9月1日
カテゴリ:スタッフブログ
スタッフブログをご覧の皆さんこんにちは
歯科アシスタントの宗村です。
まだまだ暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は最近夏バテ気味なのできゅうりやオクラのお漬物を食べて対策をしています!
何か美味しいお漬物レシピがあればぜひ教えていただきたいです♪
さて、今回は皆さんからいただいた質問をご紹介したいと思います。
>>蕨の歯科クリニックによくある質問コーナー Q&A vol.165
Q経過観察中のむし歯は治っていくのでしょうか?
Aまず経過観察中のむし歯は「初期むし歯」と診断された状態です。
むし歯とは、むし歯の原因菌が出す酸によって歯が溶かされることによって
歯に穴が開いてしまう病気ですが、初期むし歯とは表層のエナメル質に限局されており、
中の象牙質までは進んでいない状態です。
象牙質まで達してしまい穴の空いたむし歯は削って治す治療が必要ですが、
初期むし歯の段階であれば適切な毎日のケア次第で再石灰化し削らずに
経過観察をすることが可能です。
再石灰化とは唾液中に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンが、
溶けてしまった歯の内側に取り込まれ、歯を修復する働きをすることで、
むし歯によって柔らかくなってしまった(脱灰)エナメル質が固まる可能性があります。
ただ、レントゲン写真ではやはりエナメル質に穴があいている状態に変わりはないため、
これはむし歯が治るというよりは進行が遅くなるというイメージの方が良いかもしれません。
完治はしないとしても、再石灰化により進行が遅くなった状態を保つことで削る必要がなく
経過を見ていくことが可能になります。
再石灰化を目指すにあたって、当院で扱っているものでおすすめが
・MIペースト
牛乳由来成分であるリカルデント(CPP-ACP)を含み、歯のエナメル質を強化する作用があります
・リカルデントアドバンストガム
歯科専売品のキシリトールガムで、牛乳タンパクから作られた天然由来成分(CPP-ACP)が
脱灰抑制(初期虫歯の抑制)、再石灰化促進(溶けたミネラルの回復)、そして耐酸性向上
(酸に強い歯質)の3つの効果があり、初期虫歯の予防や口腔内の健康維持に役立ちます
また当院では、患者さんのむし歯のリスクにより1年〜2年に1度レントゲン写真を更新し、
歯科医師による口腔内検査を行っております。
そこでむし歯の進行がないか、口腔内にトラブルが起きてないかをしっかり見させていただいて
おりますので、ご安心ください。
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで
丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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