負のデンタルサイクルについて

みなさんこんにちは

蕨歯科クリニック副院長・歯科衛生士の田村です。

日々の気温差も激しく、梅雨時期特有の気圧変化もあり体調を崩しやすい時期ですが、

しっかり栄養＆休養をとって生活リズムを整えていきましょう！

突然ですがみなさん、このような図はご覧になったことはございますか？

この図は、小さなむし歯の治療から、二次むし歯になってしまったり、

詰め物、被せ物のやり直しを繰り返していくうちに神経を取り、

残せる歯が少なくなったり、歯が割れてしまったりすると歯の保存が難しくなり、

最終的に抜歯となってしまう、という治療した歯の(再治療を繰り返したのちの)一生を表す

〝負のデンタルサイクル〟とよばれる図になります。

歯は、失ったら二度と戻ってこない大切な体の一部です。

一度治療したところにむし歯が再発すると、初回の治療よりもさらに大きく削る必要があり、

治療回数が増える毎に、ご自身の歯は少なくなっていきます。

つまり、同じ歯に何回も治療ができないということです。

4回も治療すれば歯は無くなってしまいます。

「悪くなったら、また治療したらいいや。」ということではなく、

治療には限界があること、リスクを伴うことをしっかりと理解した上で、

“再治療”を防がなくてはいけません。

再治療を防ぐために大切なポイントは、

「再治療のリスクを抑える精密な治療を行うこと(詰め物や被せ物の素材選びも含めて)」、

「1度治療した歯は再発しないようにセルフケア＆メンテナンスをしていくこと」です。

原因となっている感染源(プラーク)を確実に取り除くことはもちろんですが、

精度の高い丈夫で、管理しやすい詰め物や被せ物の素材を選ぶことで、

経年劣化や摩耗を軽減し、細菌が入り込む隙間を極力なくすことができます。

また、当院ではメンテナンス時、エアフロー(パウダークリーニング)を使用していますので、

詰め物や被せ物の表面を傷つけずに、隅々までお掃除することができます。

できる限り治療することのないように、自分の歯を大切に管理していきましょう〜✨

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