ブログをご覧の皆さまこんにちは。
蕨歯科クリニック院長の木村陽平でございます。
2022年も9月が過ぎ後半戦も半ばになってきました。
残り少ない2022年を有意義に過ごしていきたいと思います。
今回も患者さんから頂いた質問にブログでお答えします。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.98
Q.骨が弱いとインプラントは入れられないですか?
A.骨が弱い=骨が柔らかいと定義すると、実は硬すぎても柔らかすぎてもダメですが、
ある程度柔らかい骨の方がインプラントは適していると言えます。
硬い骨は、骨の中に血管が少なく、インプラント後に骨からの血流が少なく、
治りとインプラントの定着が悪い場合があります。
オペ中も骨が硬いとドリルした時に回転数を上げなくては削れないので骨が火傷を起こしたり、
インプラントを入れる時にインプラントに力が入り過ぎてインプラントが定着しないことがあります。
柔らかい骨は骨の中に血管が多く、血流も多いため傷の治りも良くインプラントの定着も良いです。
オペ時も力のコントロールが容易に出来るため術後の経過も良いです。
ただ硬い骨がインプラントが出来ないわけではなく当院ではCTを撮影しておりCTでは骨の硬さも確認出来るので
オペ前にしっかり骨の状態を把握してから慎重に行えば問題はありません。
「私は高齢だから骨が弱くてインプラントに耐えられないのではないか?」
上記はよく伺う悩みですが、当院がインプラント治療を行っているご年齢の多くは60~80歳くらいです
60~80代の方にインプラント治療を行うことで、それまで入れ歯だった方には、特に満足度が高く、
早くインプラントにしておけば良かったとおっしゃいます。
その中には私が院長になった20年前にインプラント治療を行って、
今もそのインプラントを使って元気にお食事されている方は沢山いらっしゃいます。
骨粗鬆症の方も、自分は治療ができないのではないかと思われている方おりますが、
現在インプラントと骨粗鬆症の関係も研究が進んでおり全身状態、
お薬の服用状態などを鑑みて実際、出来ない方は非常に少ないのが印象です。
当院でも骨粗鬆症の方に担当医師としっかり相談をしてインプラント治療行う方は少なくありません。
むしろ骨の質よりも、身近で若い人にも多い「歯周病」のリスクが高い方など感染のリスクが高い方の方が、
問題になる場合が多くあります。
インプラントの技術も年々進化しており、より安全に正確に、そして負担が少なくできるようになってきました。
「こんなに簡単な治療だったんですね」「歯を抜いた時よりも楽でした」
「自分に自信が持てたような気持ちの変化が大きいです」といったお声もいただきます。
お気軽に歯科医師にご相談ください。
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