こんにちは!

蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。

日に日に暖かくなっていき、春の訪れを感じますね。

いろいろなところへ出かけて春を楽しみたいと思います!

 

さて、今回は患者さまからいただいた質問をご紹介したいと思います。

 

>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.21

Q)緊張するとお口が乾くけれど、歯や唾(つば)の状態と体の状態は関係あるのでしょうか?

 

A)はい、あります。

まず、唾(つば)つまりだ液には2種類の性状があります。

サラサラしている漿液性(しょうえきせい)のだ液と

ネバネバしている粘液性のだ液です。

これらはだ液腺から分泌されます。

特に大きな役割を果たすのが、三大だ液腺である

顎下腺、耳下腺、舌下腺です。

顎下腺は漿液性多めの混合腺、耳下腺は漿液性、舌下腺は粘液性です。

分泌量は顎下腺>耳下腺>舌下腺の順で、

食事をすると刺激を受けて耳下腺の分泌量が増えます。

 

私たちの体は、自分の意志でコントロールできる神経系と

できない神経系があり、コントロールできない神経系を自律神経系といいます。

自律神経系には、交感神経系と副交感神経系があり、

内臓の動きや呼吸、血液循環を調整しています。

交感神経は体を動かす時に優位(メイン)になり

副交感神経はリラックスしている時に優位になります。

交感神経と副交感神経は正反対の作用を持っていますが、

だ液に関してはどちらの神経系も分泌を促します。

ただし交感神経が優位なときはだ液量が少なくなりネバネバした粘液性のだ液に、

副交感神経が優位のときはサラサラの漿液性のだ液になります。

 

緊張すると口が乾くのは、交感神経が優位になり粘液性のだ液が分泌されるからです。

 

体のしくみは複雑ですが、よくできていて興味深いですね。

歯に関することだけではなくも結構です。

例えば、お口の中が乾燥するドライマウス、口内炎などお口の中のできもの、

最近食べこぼしが増えた、上手に飲み込めない(ご家族の方のことでも)、

なかなか人には相談しにくい口臭のことなど・・・

お口全体のことで気になることがありましたら聞いてみてください。

 

 

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