こんにちは!蕨歯科クリニック歯科衛生士の田村です。
今回のブログは皆さんから頂いた質問にお答えしていきます!!
蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.34になります。
今回、実際に診療所であった患者さんからの質問は
Q) なぜ、寝ている時に歯周病やむし歯が進行しやすくなるでしょうか?
というものでした。
A) これは唾液と深い関係があります。
寝ている間は日中に比べ、唾液の分泌量が減少することが
研究で知られています。
唾液のはたらきは次のようなものがあります。
唾液によるはたらき(①自浄作用②中和作用③抗菌作用④再石灰化)が
低下することにより、細菌が増えやすく、
歯周病もむし歯も進行しやすくなると言われています。
唾液のはたらきとは
①自浄作用‥お口の中の細菌や食べかすを洗い流してくれるはたらき
②中和作用‥お口の中を中性に保ち、酸性下で活動する細菌の働きを弱めるはたらき
③抗菌作用‥抗菌作用をもつ成分が口の中の細菌の増殖を抑えるはたらき
④再石灰化‥溶けかかった歯の表面を修復しむし歯を防ぐはたらき
になります。
ここで重要なポイントとなるのが、
唾液が少なくなるから歯周病、むし歯が進行するわけではなく、
大前提として「汚れ(細菌)が残っている」ということがポイントとなります!!
ですので、汚れをしっかり落としてさえいれば、
それほど極端に歯周病やむし歯が進行するわけではありません。
1日の中で、夜寝る前の歯磨きはとっても大事になります(*^^*)
分かってはいても仕事が忙しかったり、疲れや眠気が勝ってしまい
面倒になったりと、ついついパパッと済ませてしまいがちな夜の歯磨きですが、
1日の汚れを落とすつもりでしっかり磨いてあげましょうね〜!
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