皆さんこんにちは!
歯科衛生士の斎藤です。
すっかり暖かい日が続き、桜も満開を迎え、待ちに待った春到来ですね♩
花粉が飛ぶこの季節は、鼻が詰まると、つい口呼吸になり、
口腔内が乾燥してしまいがちです
今回は、そんな口腔内乾燥におすすめのマッサージがあるので
ご紹介させていただきます!
みなさんは、唾液腺マッサージをご存知ですか?
お口のまわりには耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、
舌下腺(ぜっかせん)と呼ばれる唾液を出やすくするポイントがあります。
唾液の分泌を促すために唾液腺に刺激を与えることを
唾液腺マッサージと言います。
◉ 唾液が少ないとどうなる?
唾液腺から分泌される唾液の量は
1日あたり約1~1.5リットルと言われていますが、
さまざまな原因によって唾液の分泌が減ると、
お口の中の潤い度が減少し、乾燥するようになります。
唾液が不足することにより、唾液の抗菌作用や自浄作用が低下し、
むし歯や歯周病になりやすくなったり、
口臭や粘膜の感染症、味覚障害、嚥下障害などを起こすことがあります。
特にお口の中が乾燥している状態のことを「ドライマウス」と言います。
また、高齢になると唾液は出にくくなります。
おしゃべりの機会が少なくなったり、
お食事がお口から摂れなくなったりすると、
ますますお口の乾燥は進んでしまいます。
乾燥したお口を潤す方法は、
ブクブクうがいや、保湿剤の塗布などいくつかありますが、
唾液腺マッサージも、その方法のうちの一つです。
唾液腺をやさしくマッサージすることにより、唾液の分泌が促され、
潤いのある健康なお口に近づきます!
◉唾液腺マッサージの効果とは?
では唾液腺マッサージをし、お口が潤うとどんな効果があるのでしょうか?
大きく分けて4つの効果が期待できます!
①お口の中が潤うことによりむし歯・口臭予防に繋がる
②乾燥しがちな方にある、お口の中の粘膜の痛みなどの症状が和らぐ
③お口が開きにくい方は、お口周りの筋肉の緊張がほぐれ
お口が開きやすくなる
④食べることや飲み込むこと、会話がしやすくなる
お口が開けにくい方や唾液の分泌が減りがちなご高齢の方など、
様々な年齢層の方にオススメできるマッサージです
では最後に唾液腺マッサージのやり方をお伝え致します!
耳下腺は耳たぶの前、上の奥歯辺りのほっぺたの部分にあります。
そこを人差し指を当て、指全体で優しく押します。
この動作を5~10回程繰り返します。
顎下腺はアゴの骨の内側のやわらかい部分にあります。
そこに指を当て耳の下~アゴの先まで優しく押します。
この動作を5~10回程繰り返します。
舌下腺はアゴの先のとがった部分の内側、ベロの付け根の部分にあります。
そこに親指を当て下アゴからベロを押し上げるようにグーッと押します。
この動作を5~10回程繰り返します。
とても簡単でテレビを見ながら、お風呂に浸かりながら、等、
〇〇ながらでも行えるようなマッサージですので、
ぜひやってみて下さいね(^^)
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