こんにちは!
蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。
1月も半ばを過ぎ、冬の寒さが一層厳しく感じますね。
体調を崩しやすい時期ですが、身体が温まるものをとって
しっかり対策をしていきましょう!
今回は、乳歯の本数と生えてくる時期、抜ける時期についてお話しします。
子どもころ、歯が抜けた記憶が皆さんあると思います。
また、親になって「乳歯が何本あるのか?」
「いつ生えてくるのか?」「いつから抜けるのか?」
「生え変わる順番はあるのか?」など気になることも多いと思います。
○乳歯は何本?いつ生えてくるの?
乳歯は全部で20本になります。上の歯が10本、下の歯が10本です。
生後6ヶ月ごろから、下の前歯から生え始めて、
2歳半〜3歳くらいまでに生え揃います。
○いつ抜けるの?生え変わる時期は?
乳歯が抜ける時期は個人差がありますが、
一般的に6歳前後〜12歳くらいまでに生え変わります。
多くの場合、下の前歯が抜けて生え変わり、
同時期にいわゆる「6歳臼歯」と呼ばれる第一大臼歯が
乳歯の奥から生えてきます。
大人の歯、いわゆる永久歯は全部で28本あり、
乳歯より本数が多いです。
このため、抜けて生え変わる他に
乳臼歯の奥から新たな歯が生えてくることになります。
生え変わりは、個人差があるため多少年齢が前後しても問題はありません。
ただし、左右差があったり、乳歯と永久歯が混じる時期ですので
むし歯や歯列不正のリスクは高くなります。
歯科医医院を受診しつつ、しっかりと見守っていきましょう。
○生え変わる順番はあるの?
目安はあります。
下の前歯から生え変わってくるのが一般的です。
6歳ごろ……下の前歯4本が抜けて生え変わり、6歳臼歯が生えてくる
7歳ごろ……上の前歯4本が抜けて生え変わる
8~9歳ごろ……前歯から奥歯へ向けて順番に生え変わる
乳歯が抜ける順番は目安であり、個人差があります。
また、ぶつけたことがある、治療したことがあるなどにより
生え変わるタイミングは変わってきます。
現状を把握しつつ生え変わりを見守っていく必要があります。
抜け始める兆候として、多くの場合
乳歯がぐらぐらし始める、揺れることがあげられます。
これは、歯根吸収と呼ばれる乳歯の根を溶かす、吸収する作用が
起こるためです。
他に、後ろから大人の歯が生えてきた!
なかなか抜けない、生えてこないなどのトラブルが出ることもあります。
歯の生え変わりはタイミングが大事です。
しっかり見極めるためにも、
是非歯科医院を、受診して見守っていきましょう!
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