滅菌について
投稿日:2025年6月30日
カテゴリ:スタッフブログ
スタッフブログをご覧の皆さま こんにちは。蕨歯科クリニック アシスタントの小林です。
梅雨が明けたような暑さがずっと続いていて身体が追いついていかないですね…
毎年梅雨時期は気分がどんよりしてしまうのですが、雨が降って気温が下がるなら
そちらの方がいいかなと思ってしまいます。
さて今回は“滅菌”についてお話しをしていきたいと思います。
コロナウイルスが流行していた際には私もそうでしたが、ほとんどの方が消毒や殺菌などに
敏感になっていたと思います。
消毒スプレーや除菌シートなど世の中には色々な物が売っていますよね。
実際にそれぞれの違いはご存知でしょうか。
・消毒→菌の活動を弱めること
・抗菌→菌が増殖するのを抑制する環境をつくること
・除菌→菌を減らすこと
・殺菌→菌を殺すこと
では滅菌とはどういう状態のことかと言いますと、私も医療機関で働き始めて理解したのですが、
全ての微生物を死滅、除去することです。
日本薬局方では微生物の生存する確率が100万分の1以下になることをもって滅菌と
定義されているそうです。
消毒と一緒で目には見えない状態なので難しいですが、例えば滅菌された器具が入っている外袋は
不潔な状態です。ではその袋に入っている滅菌された器具を素手で触ったとします。
その場合、いくら手を洗ってアルコールで消毒をした状態で触ったとしてもそれは
不潔になってしまうのです。
滅菌されているガーゼなどが市販でも売られていることはありますが、普段使用している何かで
“滅菌された〇〇”はなかなか見たことはないですよね。
それは医療現場で用いられる器具が主になるからです。
蕨歯科クリニックではオートクレーブという高温、高圧化で器具を滅菌できる機械や歯を削る
ドリル専用の滅菌器などがあります。
滅菌の設備以外にも空気清浄やウルトラファインバブルという水の設備などがあり、
患者さんが安心して治療を受けていただけるよう、日頃からしっかりとした衛生基準を設けて
院内の感染防止に努めています。
今後も患者さんへの安心と安全、通いやすい医院の環境作りに取り組んで参ります。
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで
丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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