子供のむし歯が増えてしまう原因
投稿日:2025年9月22日
カテゴリ:スタッフブログ
スタッフブログをご覧の皆様こんにちは。歯科衛生士の君島です!
空や空気に少しずつ秋を感じられるようになってきました!
早く涼しくなって欲しいな〜と思う日々です。
蕨の小学校もそろそろ運動会に向けて練習が始まる頃でしょうか。
今日はそんな子供の食生活とむし歯の関係についてお話ししたいと思います。
私も子供のむし歯に悩む親の1人です。
お友達とのおやつ交換だったり、出先で歯磨きせず寝てしまったり。
甘いもの大好きな我が子たちのお口を守れるよう日々、気をつけたいものです。
ではまずは、「子供のむし歯が増えてしまう原因」
むし歯は「ミュータンス菌」と呼ばれるむし歯菌が、食べ物に含まれる糖分を分解して酸を作り、
その酸によって歯が溶けてしまうことで起こります。
特に乳歯や生えたばかりの永久歯は大人の歯に比べてエナメル質が薄いため、
むし歯になりやすく、進行も早いのが特徴です。
むし歯の原因は「食べ物」そのものよりも「食べ方」「食べる時間」に大きく関係しています。
例えば同じ量の甘いものを食べても、一度に食べるのと、だらだら時間をかけて食べるのでは
むし歯リスクが大きく違うのです。
「おやつの与え方と注意点」
子供にとっておやつは大切な栄養補給の時間です。成長期の子供は一度の食事で
必要な栄養をとりきれないため、おやつからエネルギーを補っています。
ただし、おやつの内容や与え方によってはむし歯の大きな原因になってしまいます。
①だらだら食べを避ける
飴やチョコを少しずつ長い時間食べていると、口の中が酸性状態に保たれてしまい、
歯が溶けやすくなります。時間を決めて食べ、食べ終わったら
歯磨きやうがいをすることが大切です。
②飲み物に注意する
ジュースやスポーツドリンクには多くの糖分が含まれています。
お茶や水を基本にし、甘い飲み物は特別な時だけにしましょう。
③甘いもの=ダメではない
子供にとって甘いものは楽しみのひとつ。
大切なのは「量」と「タイミング」を工夫することです。
例えば食後のデザートにまとめて食べると、むし歯リスクを抑えやすくなります。
「食後の習慣がカギ」
食生活を見直すと同時に、「食べた後どうするか」も重要です。
①仕上げ磨きをしてあげる
小学校低学年くらいまでは、まだ自分だけではしっかり磨けません。
保護者の方が最後にチェックしてあげてください。
②就寝前は特に丁寧に
寝ている間は唾液の分泌が減るため、むし歯菌が活発になります。
寝る前の歯磨きを習慣にしましょう。またフッ素洗口液を毎日使う事もとても重要です!
③キシリトールの活用
甘味料の中でもキシリトールはむし歯の原因になりにくいといわれています。
ガムやタブレットを上手に取り入れるのもおすすめです。
「保護者ができるサポート」
子供のむし歯は生活習慣と大きく関わっているため、家庭でのサポートが欠かせません。
また、年齢によってサポートの仕方が変わってくるのではないでしょうか。
①「おやつはリビングで、時間を決めて食べる」
②「甘い飲み物ではなく、水筒にはお茶を入れる」
③「一緒に歯磨きをして、楽しく習慣化する」
こうした小さな工夫の積み重ねが、むし歯予防につながります。
「定期検診の大切さ」
どんなに気をつけていても、完全にむし歯をゼロにするのは難しいのが現実です。
だからこそ、歯科医院での定期検診が重要です。
早期発見・早期治療ができれば、痛みも少なく、通院回数も抑えられます。
さらにフッ素塗布やシーラントといった予防処置を行うことで、むし歯リスクを大きく
減らすことができます。
子供のむし歯は「食べ物」そのものよりも「食べ方」や「生活習慣」と深く関係しています。
おやつや飲み物の選び方、食後のケア、そして定期的な歯科受診を組み合わせることで、
むし歯のない健康な歯を育てることができます。
お子さんの将来の歯の健康は、今の習慣で大きく変わります。
私たち蕨歯科クリニックも、皆さまのサポートを全力で行ってまいりますので、
気になることがあればお気軽にご相談ください。
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