歯石について
投稿日:2024年10月21日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは
蕨歯科クリニック副院長・歯科衛生士の田村です。
暑く長かった今年の夏もようやく終わり、秋がやってきましたね!
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋、いろいろと秋を堪能したいですね〜
今回は「歯石」に関してのお話しです。
まず、歯石とは長期間除去されないままになっているプラーク(歯垢)と唾液中に含まれるカルシウムやリンが結びついて形成された塊(石灰化物)のことです。
そして、歯石は付く場所によって、2種類に分けられることをご存知でしょうか?
歯ぐきの上にできる歯石を「縁上歯石(えんじょうしせき)」、
歯ぐきの下にできる歯石を「縁下歯石(えんかしせき)」といいます。
それぞれの特徴として
ー縁上歯石ー
・白色 黄色
・唾液によって石灰化する
・縁下歯石に比べると形成も早く、軟らかい。比較的簡単に除去できる
・歯肉炎の原因になる
ー縁下歯石ー
・黒褐色
・歯肉からの出血が原因
・縁上歯石よりかなり硬く、除去が困難
・歯周病の原因になる
が挙げられます。
歯石の表面はでこぼこしており、細菌が繁殖するには格好の環境となります。
一度歯石になってしまうと、歯磨きでは除去することはできません。
蕨歯科クリニックでは、歯石をつけないように、お一人お一人のお口に合ったセルフケアアイテムのご紹介やブラッシング方法のご提案をさせていただいております。
また、どんなに歯石がつかないように心がけていても、どうしても磨ききれない汚れは出てしまいます。
そのため数ヶ月に1度、歯医者さんでお口の中の状態をみてもらうことは非常に大切です。
※歯石をとる道具も販売はされていますが、ご自身で無理に取ろうとすると歯の表面や歯肉を傷つけてしまう恐れがあります。
必ず歯科医院でクリーニングしてもらいましょう!
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