妊娠すると歯周病になりやすくなりますか?
投稿日:2025年2月3日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは
蕨歯科クリニック副院長・歯科衛生士の田村です。
寒い日もあれば、少し寒さのゆるむ日もあり、今年は早くから花粉も飛んでいるようです。
今年は例年に比べ、飛散量も多いそうなので、早めの対策と予防行動をしておきたいですね。
今回は患者さまからいただいた質問をご紹介したいと思います。
>>蕨の歯医者によくあるコーナー Q&A vol.152
Q.妊娠すると歯周病になりやすくなりますか?
A.はい。妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が血液中に増加します。
歯周病菌の中には女性ホルモンを好み、栄養源とするものもあるため、
妊娠中は歯周病のリスクが高まります。
また、妊娠中は、ホルモンバランスの変化だけでなく、つわりによる吐き気がひどくなることで、
食生活が不規則になり、歯磨きが不十分になることも原因として挙げられます。
歯周病を予防するためにはプラークコントロールが重要ですが、
妊娠中は思うように歯を磨くことができないことから、
お困りの妊婦さんは多いのではないでしょうか?
無理せず、できる範囲でお口のケアをしていくためのポイントをまとめました✨
①磨けそうなタイミングでブラッシング
時間帯にとらわれず、気分がよい時にササっと行えるように、
洗面所だけでなくリビングやキッチンなど目につくところに歯ブラシを置いておき、
できそうな時に磨く。(ヘッドが小さめの歯ブラシ等もおすすめです☝️)
②水分をしっかりとる
お口の中が乾燥していると、歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなるため、
こまめに水分を摂ってお口の中を潤しましょう。
③キシリトールガム、タブレット
プラークの粘着性を抑え、唾液の分泌量が増え歯の再石灰化を促進する効果があります。
④歯科医院でのプロフェッショナルケア(クリーニング)
妊娠中でもクリーニングは可能です。
※妊娠後期になるとお腹も大きくなり、身体に負担もかかりやすくなるため、
体調がいい時に、できれば安定期がおすすめです。
出産後は赤ちゃんのことが優先になり、自分の口のケアは後回しになりがちです。
そのため、できる限り妊娠期のうちにお母さんのお口の中の環境を整えておきましょう。
不安なことなどありましたらお気軽に蕨歯科クリニックにご相談ください。
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、
インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん
「蕨歯科クリニック」
■ 他の記事を読む■