「オーラルフレイル」ご存じですか？
投稿日：2024年6月10日
カテゴリ：ブログ
スタッフブログをご覧の皆様、こんにちは！
蕨歯科クリニック歯科衛生士の君島です。
６月に入り、息子の幼稚園でも衣替えがあり冬帽子から麦わら帽子に変わりました。
いよいよ夏が近づいてきているなーと感じます！
暑い夏を元気に過ごす為にも、今から水分補給や食生活、睡眠時間をしっかりとって
体調管理に勤めたいと思う今日この頃です。
さて、今回のブログでは「フレイル・オーラルフレイル」と言う言葉を紹介したいと思います。
「フレイル」と言う言葉を聞いた事はあるでしょうか？
６月の蕨市の市報「広報蕨」のお知らせ版にも「フレイル予防教室」の募集掲載がありました。
「フレイル」とはfrailtyが語源で、
〈加齢による予備能力の低下により、ストレスに対する回復力が低下し、
生活機能の障害や要介護状態、死亡の転帰に陥りやすい状態〉を指します。
簡単に言うと、フレイルは健康と要介護の中間の状態です。
つまりフレイルは「要介護」にも「健康な状態」にも戻せる可能性もあると言う事です。
「フレイル」とお口の状態は一見繋がりが薄そうに思えますが、
口腔機能の低下と関連があることがわかってきています。
お口のささいなトラブルを放置してしまうと〈食べる！話す！表情をつくる！〉などの
口腔機能が徐々に衰えてきてしまいます。
その結果、低栄養や社会参加の減少などを招き、心身機能まで影響を及ぼします。
この一連の過程をオーラルフレイルと呼びます。
お口の些細なトラブル〈滑舌低下・食べこぼし・噛みにくい食品の増加・むせ〉
こんな小さなトラブルに気づく事が大切です！
日本歯科医師会でも人生100年時代に向けて、「オーラルリフレイ」を加えて
「8020運動」（80歳になっても20以上自分の歯を保とうと言う運動）を
展開していくと発表されました。
これから蕨歯科クリニックでも歯の本数に加え、
お口の機能を維持する「オーラルリフレイ対策」にも力を入れていきます！
フレイルやオーラルフレイルと言った言葉を
いろんなところで目にする機会が増えてくるかと思います。
ぜひ注目してみてくださいね！
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