黒くなっていないのに、むし歯なんですか?
投稿日:2025年7月7日
カテゴリ:ブログ
こんにちは。歯科衛生士の木村です。毎日毎日暑い日が続いていますね。
みなさん水分補給 をしっかりして体調には気をつけていきましょう!
今回の私のブログは蕨歯科クリニックによくある質問コーナー Q&A vol.162
Q)黒くなっていないのに、むし歯なんですか?
A)黒いものはおっしゃる通り、慢性むし歯によるもの、着色などによるものもあります。
それでは黒くなっていないのにということですが、歯の間のむし歯はそもそも色が見えません。
急性むし歯は白い色です。
補足ですが削る必要はありませんが白く白濁したものは初期むし歯になります。
このように色々な場合がありますので一概に黒いからむし歯というわけではありません。
黒いむし歯であっても細菌が化石化してしまって活動していなければ削らなくていい場合も
あります。
急性むし歯と慢性むし歯の違いについて、急性と聞くとむし歯が急に進行する、
慢性はゆっくりと進行していくというようなイメージがあるかと思いますが、
具体的に何が違うのかは次の通りです。
>急性むし歯
進行が早く、特徴としては歯の色が白っぽく変化することがあります。
特に小児の乳歯は永久歯よりも柔らかく、また生えたての永久歯も未成熟なため、
むし歯になると進行も早い傾向にあります。
好発部位(病気や怪我ができやすい場所)として歯の噛み合わせの溝の部分や歯と歯の間が多い。
>慢性むし歯
進行が遅く、褐色や黒っぽい色が特徴としてあり、好発部位として歯の根っこの部分にできることが
多く、成人や高齢者に多く痛みが出にくいのが特徴です。
むし歯=削らなければいけないではなく、定期検診などで定期的にしっかりとチェックし、
進行していなければ経過をみていく場合もあります。
ただしその場合は毎日の正しいブラッシングやフロスやタフトブラシといった専門用具
をしっかりと使用して頂くことが大事です✨
毎日のケアとしてフッ素洗口を取り入れることも効果的です。
蕨歯科クリニックではメンテナンスの際に歯ブラシ指導や患者様一人ひとりに
合った歯ブラシやセルフケアグッズのお話もさせて頂いております。
不安なことなどがございましたらお声がけください。
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