フッ素が入っている歯磨き粉はインプラントに使用しない方が良いですか?
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
ブログをご覧のみなさんこんにちは!蕨歯科クリニック歯科衛生士の星です。あっという間に12月になり、今年も残りわずかとなりました!この時期はクリスマスツリーやイルミネーションがとても綺麗ですね!また、朝晩は冷え込むので防寒対策をしっかりとして年末を迎えましょう!!
今回のブログでは患者さんからの質問をご紹介したいと思います。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.38
Q) 歯磨き粉のシュミテクトにはフッ素が入っているので、インプラントの人はしみる歯があっても使用しないほうが良いでしょうかというご質問でした。
A) インプラントとは、入れ歯やブリッジと同じように虫歯や歯周病などによって失われてしまった歯を補う治療法です。インプラントには、チタン製の部品がつかわれております。チタンは人工関節にも使われている材料で、生体親和性が非常に高く、骨に結合します。金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられます。
インプラントに使われているチタンですが、高濃度のフッ素によって腐食されてしまうことがあります。ただ、一般的な歯磨き粉に入っているフッ素濃度は厚生労働省によって1500ppmまでと決められております。これくらいのフッ素濃度であれば、インプラントがダメージを受けることはありませんのでご安心ください。
ですから、シュミテクトを使っていただいても問題はありません。シュミテクトには硝酸カリウムとよばれる成分が入っており、その薬用成分が歯の表面にバリアをつくって知覚過敏の症状を感じにくくする働きがあります。使い続けることで効果を発揮していきます。また、当院での定期検診で最後に塗布をしているフッ素は9000ppmの高濃度のものを使用しております。インプラントが入っている方には、MIペースト(歯の構成成分であるカルシウムとリンのミネラルを豊富に含むペースト)をかわりに塗布しておりますのでご安心ください。 歯磨き粉は大変多くの種類があります。その方のお口の状態に合わせて、歯科医師と専門の歯科衛生士が選定しています。歯ブラシ、補助器具なども合わせてお口のお手入れのことは何なりとご相談下さい。 蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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